Tableau Desktop Certified Professional 受験準備編-Part7
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Preattentive Attributes(前注意処理)
*私の試験予定は2018/12月末です
Preattentive Attributes(前注意処理)
Preattentive Attributes(前注意処理)とは、脳が、無意識のうちに、即座に自動的に外部情報を処理することをさします。その外部情報は、代表的なものとして、”形状”、”色”、”位置”といった属性をもつ情報です。この特性をビジュアライゼーションでも積極的に活用すれば、ビューアが無意識のうちに素早く即座に情報を処理することができるようになります。
Preattentive Attributes(前注意処理)の位置付け
人間の記憶のメカニズムは下記の順番となっております。
外部情報を①Sensory Memory(感覚記憶)で処理、すぐに作業を伴う場合は、②Short Term memory(短期記憶)へ移行します。逆に、作業の必要がない場合はそのまま情報は破棄されます。②のあと、繰り返し作業が発生する場合はLong Term memory(長期記憶)へと移行します。この過程において、Preattentive Attributes(前注意処理)は①に含まれます。
Preattentive Attributes(前注意処理)が反応する外部情報
Preattentive Attributes(前注意処理)が反応する情報属性の内訳は下記の通りです。
(1)Form(形状)
・Length(長さ)
・width(幅)
・Size(大きさ)
・Orientation(向き)
・Shape(形状)
・Enclosure(囲み)
(2)Color(色)
・Color(色)
・Color intensity(明度・濃度)
・Color hue(色相)
(3)Position(位置)
・2-D Position(2次元(2軸)での位置)
・Spatial Grouping(集合体・空間的グループ)
人間の脳が”量的な感覚”を受け取る属性は?
正確な量の違いを伝えたいならば、真っ先に、Length(長さ)、2-D Position(2次元(2軸)の位置)を選択すると良いでしょう。
・Length(長さ)
・2-D Position(2次元(2軸)での位置)
量的なメッセージを伝えるも、その正確な量の違いまでは不要であれば、下記を選択することも良いでしょう。
・Width(幅)
・Size(大きさ)
・Orientation(向き)
・Color intensity(色濃度)
カテゴリの違いを表現したい場合は、下記を選択すると良いでしょう。
・Shape(形状)
・Color hue(色相)
人間の脳が”警戒的な感覚”を受け取る属性は?
・重要な情報(アテンション)といち早く認識させるには、下記を選択すると良いでしょう。
・Colou hue(色相) 注意を喚起する色:暖色系 それ以外:寒色系
まとめ
Preattentive Attributes(前注意処理)が反応しやすい情報属性があることがわかりました。これを意識しながらビジュアライズをすればより素早く、より的確にビューアをガイドすることができるでしょう。Part4、Part5の記事とあわせて、ぜひ、参考にしてみてください。