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Tableau Desktop Certified Professional 受験準備編-Part4

Tableau Desktop Certified Professional 受験準備編-Part4

*私の試験予定は2018/12月末です

 

 

アンチサインからビュジュアル修正箇所を把握する

今回は、試験範囲すべてに共通する、ビジュアライズする際に一般的に「避けた方が良さそう??」をリストアップしてみます。当サイトでは、この避けた方が良そさうアンチサイン と捉えます。出題対象となったワークシート・ダッシュボードからこのアンチサインを丁寧に読み取り、より良い修正ができるようになることを目的としております。このアンチサインを修正できれば、Cognitive Load(認知負荷を下げることにつながるはずです。

参考資料)Visual Analysis for Everyone

参考書籍)ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

 


(1)色に注意

◆アンチサインその1 ”アテンション”の色が逆

修正:アテンションに暖色を使う。

 

 

◆アンチサインその2 ”色の整合性”がとれていない

修正:ダッシュボード上でシートを横断して”色の整合性”をとる

 

 

 

 

 


(2)ガイド時に注意

◆アンチサインその1 ”凡例”の行き来が多い

修正:形状の要素数が多すぎるため、凡例の行き来が多くなる。今回はカテゴリで色分けするにとどめてみた。

 

 

◆アンチサインその2 ”タイトル”で Task 設定していない

修正:タイトルで適切なTaskを与える。重要ポイントに焦点をあてる

 

 

◆アンチサインその3 ”サブタイトル”で”色”を使ってみる

修正:サブタイトルに色を加えることで ”凡例” の役割をもたせることもできる

 

 

◆アンチサインその4 ”フィルタ名”をCTA(call to action)にしていない

修正:アクションを想起させるフィルター名に変更する

 

 

◆アンチサインその5 ”マルチセレクト”をうまく活用する

修正:ラジオボタンからチェックボックスに変更することで”連続性”が掴みやすくなる(推移)

 

 

 


(3)集中力を妨げない

◆アンチサインその1 ”テーブル表”では時系列傾向(trend over time)を掴みづらい

修正:テーブル表から折れ線グラフに変更することで時系列傾向が掴める

 

 

◆アンチサインその2 ”テーブル表”では量の比較(compare values)が難しい

修正:テーブル表から棒グラフに変更することで量の比較がしやすくなる

 

 

◆アンチサインその3 ”短期記憶”の限界:最大7個(推奨2−5個)を超えている

修正:凡例の要素数が多い(47個)。一つ粒度を大きくして設定してみると良い(8個)。なお、短期記憶の最大数は7まで。

 

 

◆アンチサインその4 ”横スクロールバーの行ったり来たり”が集中力を妨げる

修正:まず、横方向のスクロールを縦方向に変更する(下段)。ディメンションも横配置となり可読性が上がる。つぎに、「ランク」をパラメータ化して出力数を調整可能とすることで、縦スクロール自体も避ける。そして、サブカテゴリをフィルタ選択可能とすることで、より重要なデータの読み取りに集中させる。

 

 

◆アンチサインその5 ”装飾”が多すぎ

修正:背景色、罫線、色わけ・凡例はここでは不要。正確な数値を把握する必要もないため、売上ラベルも不要。ツールヒントで把握できるようにしておけば良い。

 

 

◆アンチサインその6 ”境界線”に特に意味がない

修正:意味のないエンコーディングは集中を妨げる。不要な境界線は取り除く。

 

 

 

◆アンチサインその7 ”二重エンコーディング”は避ける

修正:色に利益、サイズに数量といった過度の ”二重エンコーディング” はできるだけ避けたい。今回は、売上と利益は共有軸で表示し、数量はツールヒントで表示できれば良い。*二重エンコーディングが可能な例:ハイライト表、ヒートマップ

 

 

◆アンチサインその8 ”シンボルアイコン”を上手に活用できていない

修正:シンボルアイコンに変更、あわせて、シンボルカラーを併用すると、より理解がスムーズになる。

 

 

◆アンチサインその9 ”細部”の情報が不要であれば省略する

修正:小数点以下を確認することに意味がなければ省略する

 

 

◆アンチサインその10 ”細部”の情報表示はツールヒントに移譲する

修正:細部情報をカット。ツールヒントへ移譲することで必要なデータに集中させる。

 

 

 


(4)ミスリードする

◆アンチサインその1 ”連続性”を感じさせてしまった

修正:ディメンションに”連続性”がない。棒グラフへ変更する。

 

 

◆アンチサインその2 ”カテゴリ”の量的意味付けは無駄

修正:サブカテゴリのサイズ表現にまったく意味がない。サイズ表現する場合は量的値を使うことを検討する。

 

 

◆アンチサインその3 ”軸”のミスリード

修正:軸のスタートは0始まりが基本。軸を切り捨てるのであれば明記する。

 

 

◆アンチサインその4 ”マイナス”表現でのミスリード

修正:負の値の扱いは、”絶対値”表現含めて、慎重に検討する。

 

 

◆アンチサインその5 ”ランク”のミスリード

修正:一般的には大きい方が良いと判断されるためミスリード。右図に変更。

 

 

◆アンチサインその6 ”軸の向き”のミスリード

修正:軸の数値は左から右へ大きくなるあるいは、下から上へ大きくなると想起する。ミスリード。

 

 

◆アンチサインその7 ”X軸”のミスリード

修正:独立変数と従属変数が逆。ミスリード。X軸に独立変数、Y軸に従属変数を配置。なお、修正後の独立変数のスケールは今回反転させた。

 

 

◆アンチサインその8 ”シングルセレクト”活用時のミスリード

修正:ラジオボタン切替時、スケールは固定する

 

 

 


(5)まとめ

今回は、アンチサインをキャッチし、それを修正することでCognitive Load(認知負荷)を減らしてみました。本試験でも全般的に配慮すべき注意点となると予想します。ビジュアル分析クラストレーニングをぜひ、受講して完全に理解していただけると幸いです。

 

 

 

 

 

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