「人の役に立つコンテンツ」の質(コンテンツSEOのいま)
※弊社代表の独断と偏見です。
「人の役に立つコンテンツ」の質(コンテンツSEOのいま)
今回のテーマ
今回は、「人の役に立つコンテンツ」を振り返ります。
2014年あたりから、これからは「コンテンツSEO」の時代だ、と声高に叫ばれはじめました。
オリジナルのテキストで、とにかく人にも検索エンジンにもわかりやすく役に立つコンテンツが上位表示される、そんな考えが急速に広まりました。
2017年現在、この考えは一般的になり、誰もが「人の役に立つコンテンツ」を目指してコンテンツを作りました。結果的に、今度は、コンテンツの「質」レベルで過当競争が続いております。
誰もが質を高めれば、当然ですが、質レベルの過当競争は避けられません。その分野のコンテンツ過疎期に「人の役に立つコンテンツ」を一番先に作ったところがやはり有利です。
このような中で「人の役に立つコンテンツ」をがんばって後から作っても、圧倒的な質が伴わないと、なかなか思うような結果にならないとわかってきたのが昨今です。
今回のテーマは、単なる「上位表示」に一喜一憂するのではなく、もっと意味のあるもっと適切な基準が出てきましたのでそちらをご紹介します。
目次
1. 「人の役に立つコンテンツ」の再定義
2. 大事なのは、「目的」を持った「その人」に対して役立つかどうか
3. どう計測するか
1.「人の役に立つコンテンツ」の再定義
まず、「人の役に立つコンテンツ」とは、私なりに下記のように再度、定義します。
① 明快な文章で説明
論理構造や一文が単純明快である
② 100%完全再現できる
手順のわかりやすさ、曖昧な事柄を調べながら明確にした上で、100%完全再現できる
③ 責任ある立場での見解
素人の思いつきではなく、ある程度、責任ある人によって理論体系化されている
④ 検索親和性の高いページ構造
いわゆる検索エンジンに優しいコーディングの遵守
この四つが必要十分条件と考えます。
どれが一番大事かではなく、四つをすべて実施することが一番大事です。
2. 大事なのは、「目的」を持った「その人」に対して役立つかどうか
何でもかんでも上位表示させれば良いわけではありません。
先述した通り、過当競争においては闇雲の上位表示はとても難しいわりにあまり意味のない目標です。
単純に「集客」することがゴールであれば、まあ、そういうチャレンジでも良いでしょう。
しかし、ほとんどのサイトには、ある程度、明確なゴールがあり、その明確なゴールに結びつく「集客」が効率的になされていることが一番重要です。
この概念は、特に新しい概念ではありませんが、とても大事な概念です。
例えば、東京都新宿区にある自社で、防犯のための 顔画像認識AIを使った防犯ソリューションを紹介する自社セミナーを定期開催することになりました。
その場合、「セミナー」、「セミナー 大阪」というキーワードで一位を狙う必要は特にないですよね。
防犯ソリューションを使って安全確保したいという「目的」を持った、現実に防犯対策を検討している「その人」に対して1位表示されていれば問題ありません。
「その人」に対して、1位表示できているためには、「コンテンツSEO」を実施すれば良いです。
それを実施するときのチェックする箇所は、1.「人の役に立つコンテンツ」の再定義に即してチェックしながら実施すれば良いのです。
3. どう計測するか
効果測定も、下記観点で検証します。
①「防犯 顔認証」では確実に1位を取れているか(Googleサーチコンソール、検索結果)
② CTRは適正か
(Googleサーチコンソール)
③ インプレッションは十分か
(Googleサーチコンソール)
④ リスティング広告とカニバッていないか
(Googleサーチコンソール/AdWords)
リスティング広告 CTR 90% 競合なし
自然検索CTR 0.5% 1位
おそらく、広告やめても問題ない。
逆に、広告で補強する必要がある場合もある。
⑤ その検索クエリで適切なランディングページへ誘導できたか
(Google サーチコンソール)
⑥ そのときの検索クエリ x ランディングページの直帰率は低いか
(Googleサーチコンソール x Googleアナリティクス WITH Tableau(タブロー)による推定値)
⑦ ⑥でCVRは他の経路やランディングページのCVRよりも高いか
(Googleアナリティクス)
自社ブログでの参考ページ)
GSC検索クエリとLPと直帰率を見るには (Tableauデータブレンディング)
まとめ
今回は、「人に役立つコンテンツ」を再定義してみました。
また、その計測方法もご紹介しました。
「人に役立つコンテンツ」= みんなの記事まとめて仲良く上位表示 といった話は最初から無いです。また、すべてのワードで1位はありえませんし、めざすべきものではないです。
まずは、「目的」を持った「その人」にとって、役に立つコンテンツを一点集中で作ってください。
もちろん、ライバルがいたら、それ以上の質と情報が必要です。
次に、その「目的」を持った「その人」が検索するときに検索するであろうキーワードを想定して、ページタイトルとディスクリプションを最適化してみてください。
そして、その検索クエリで、当該受け皿ページが1位に出るかを効果検証してください。
そんなに簡単ではないですが、もし、過当競争化に至っていなければ即効性が期待できますね。
これを機に、ぜひ、頑張ってください!
参考サイト)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/07/14/26331
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