Googleアナリティクス4プロパティ- 分析ハブ – 経路の分析
Googleアナリティクス4プロパティ- 分析ハブ – 経路の分析
本記事は、2020/11/26 時点の情報をもとに作成しております。
|今回の質問
Googleアナリティクス4プロパティを使って、セッションベースで、特定ランディングページからの流れを把握するにはどうしたら良いですか? (ランディングページ * 2ページ目以降のフロー)
|回答
左メニュー 分析>分析ハブ>経路の分析 で下記のように設定すれば、(おそらく)問題なくデータ取得できると考えます。
下記の例は、session_startイベントでの「ページタイトルとスクリーン名」を指定しております。そして、一度、フィルターで「ページタイトルとスクリーン名」で「会社概要」でフィルターした後、フィルターを解除すると下記のように「会社概要」のみにフォーカスが当たる仕様のようです(2020/11/26時点)。ステップ+1がランディングページと考えられます。
ユニバーサルアナリティクスのみでは、3ページ目がわかりませんでしたが下記のように、3ページ目でお問い合わせ完了まで辿り着いていることが確認できます。
※ Tableau(タブロー)を使えばユニバーサルアナリティクスでも3ページ目以降も確認可能。
下記は、同一条件のもと、ユニバーサルアナリティクスを使って検証した結果です。上記のGoogleアナリティクス4プロパティとほぼ結果は一致しているので(おそらく)設定は問題なさそうです。
なお、内訳セクションを下記のように活用すると、メディアごとに内訳を可視化できます。
|補足点
- 今回の会社概要のように、イベント数が極端に少なくステップ+1向けのノードの選択候補にも上がってこないような「特定ページ」のみにフォーカスを当てるのには、対症療法的な方法を使う必要があり、かなり手間がかかる
- 右上の「最初からやり直す」リンクをClickすると、始点を別のノードで再設定でき、終点を特定することも可能です
- ユニバーサルアナリティクスでいうところの参照元やメディアの扱いが、Googleアナリティクス4プロパティではややわかりにくい
参照)https://support.google.com/analytics/answer/6317518?hl=ja
クロスチャネルでのラストクリック: Firebase はすべての参照元からのクリックを確認して、コンバージョンをラストクリックに関連付けます(直接訪問は除外されます*)
クロスチャネルでのラスト エンゲージメント: Firebase はコンバージョンをラストクリックに関連付けるか、最近のクリックがない場合は広告のインプレッションに関連付けます(直接訪問は除外されます*)
Google 広告優先のラストクリック: Firebase は別の参照元からのクリックがあるかどうかにかかわらず、コンバージョンを Google 広告に関連付けます(直接訪問は除外されます*)
Google 広告優先ラスト エンゲージメント: Firebase は別の参照元からのクリックや広告のインプレッションがあるかどうかにかかわらず、コンバージョンを Google 広告に関連付けます(直接訪問は除外されます*)
|まとめ
今回は、ユーザー軸 / イベント単位 をコンセプトとするGoogleアナリティクス4プロパティを使って、あえてセッションベースでのランディングページからの流れ(フロー)を可視化するテーマに回答してみました。新しいツールを覚えるためには、やりたいこと、確認したいことをゴールとして紐解いていくのがコツです。仕様はあとから明らかになってきますので、それまでは、ツール仕様に対する認識違いや間違いを恐れず、みなさまも、ぜひ、試しながらアウトプットしてみてください。
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