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Tableau 基礎理論・基礎機能

Tableau(タブロー)再現シリーズ(Googleアナリティクス編)_2/20選(ランディングページ x 2ページ目)

ランディングページ_2ページ目-Tableau-Googleアナリティクス

 

 

はじめに

今回は、ランディングページ x 2ページ目を使ってインサイトを見つけてみます。

この切り口は、Googleアナリティクスを使った分析手法の中でも定番中の定番です。

ほとんどのユーザーがこの切り口をすでに使ったことがあるのではないでしょうか。

こちらは、下記の参考書籍に詳しく紹介されております。あわせてご確認ください。

参考書籍)

できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260 Googleタグマネージャ/オプティマイズ/データスタジオ対応 (できる逆引きシリーズ) P330

できる100の新法則 Tableau タブロー ビジュアルWeb分析 データを収益に変えるマーケターの武器の新法則91

 

 

ビジュアライズ

①まずは散布図を作成してみます。

ランディングページと2ページ目の組み合わせで、セッションに対してトランザクション数(注文数)は充分に取れているか、またそれが効率的かを検証してみます。その組み合わせは、あらかじめ、フィールド結合(結合済みフィールド)させた状態で確認してみることにします。また、要素の大きさを注文率( SUM(トランザクション数)/SUM(セッション))で表現してみます。

結果、下記の通りとなりました。

ちなみに、左下隅のように、重なりが細かくなってしまった部分は、ズームエリアを使うと便利です。

 

左下隅をズームエリアで拡大したのが下図。

 

 

② 次に散布図を拡張してみましょう。

デバイスとチャネルを使ってスモールマルチプルで展開してみます。

どこから、どのデバイスで来たかによって傾向が大きく変わることは理解できると思います。

これだけでも、施策化検討するための素材が豊富であることはすぐにご理解いただけると思います。

 

③ 棒グラフで量と数値を把握する

棒グラフを使って量と数値で把握できるように調整してみます。

なお、セッションを降順にソートしております。

 

 

インサイト)

考え方は以下の通りです。*当サイトの運営状況は不明のため、事情は考慮しておりません。

・まず、サイト全体として、どこにランディングさせてどこに通すともっとも収益効率が高まるのか。収益額が高まるのか。これらをサイト全体の高収益導線として把握し、その導線は内部リンク、内部プロモーション、マイページなどを利用して露出を強めていく方向で考えていく必要があります。

・逆に、サイト全体の低収益導線も同時に明らかになります。低収益導線は、そこに通したら収益観点からは明らかに非効率となります。できるだけ削る方向で調整します。収益観点以外では当然必要な導線もあると思います。その場合は、それが必要となるきっかけとなるページにのみ配置していくように検討してみると良いです。

・そして、今度はランディングページ単位で高収益導線・低収益導線をランキング化して状態を把握します。もし、そのランディングページにおいて、2ページ目に向かうとあるリンクが好調だったとして、それがファーストビューに位置付けられていないのであればレイアウトを見直すと良いでしょう。また、内部プロモーションは充分か、ランディング時の内部プロモーション方法もあわせて考える必要があります。

・今回のケースで行くと、home(トップ) x signin.html(ログインフォーム)が高収益導線として散見されました。つまり、ログインフォームの位置も去ることながら、ログインフォームを通過した次のページのマーケティングアプローチはとても重要です。もともとリストクオリティの高いセッションが集まるルートになっております。そこでの内部プロモーションやそのページ自体の利便性を向上させることで収益が最大化される可能性もあり、また、ファン化が進む可能性も高いです。

・スモールマルチプルの場合、自然検索のパフォーマンスを見れば、理論上、有料検索は自然検索と同等までパフォーマンス最大化できるはずです。

 

 

まとめ)

今回は触れておりませんが、さらにダッシュボードでまとめておくと良いでしょう。ぜひ、検討してみてください。

今回取り上げたこの切り口だけでも言及できることはゆうにあと7個以上あります。ただ、これ以上の言及は、弊社コンサルテーション活動に支障が出てきますので無料公開できるのはここまでとさせていただきます。もし、ご興味があれば、ぜひ、弊社コンサルテーションサービスのご利用を検討いただけると幸いです。お問い合わせをお待ちしております。

 

 

 

役立つ参考書籍はこちら)

 

 

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