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Tableau 基礎理論・基礎機能

Tableau(タブロー)のユニオン機能を使いながらGoogleサーチコンソールでインサイトを導く方法

※注意)弊社代表の独断と偏見です。

 

Tableau(タブロー)のユニオン機能を使いながらGoogleサーチコンソールでインサイトを導く方法を確認してみた

 

 

今回のテーマ

今回は、Tableau(タブロー)のユニオン機能を試してみたいと思います。ユニオン機能は、すでに取り込み済みのデータに対して同じ形式の同種のファイルデータを継ぎ足すための機能です。こちらを試すにあたり、GoogleスプレッドシートとGoogleサーチコンソールを利用します。せっかくなので、あわせて、Googleサーチコンソールを使ったインサイトの発見方法を少しご紹介いたします。詳しくは、今後開設する講座中でお話しする予定です。ちなみに、Tableau(タブロー)でGoogleスプレッドシートを読み込む機能はTableau10.x以降のバージョンで利用できます。

 

 

 

目次)

  1. Googleスプレッドシートとアドオン(search analytics for sheets)のご紹介
  2. ユニオン機能を試す
  3. Tableau(タブロー)を使って、計算式の準備をする
  4. Tableau(タブロー)の散布図を使った、ワークシートの作成
  5. 同じく、Tableau(タブロー)の横棒グラフを使ったワークシートの作成
  6. ダッシュボード作成
  7. インサイトの発見
  8. 番外編)実は、自然検索キーワード x 直帰率はTableau(タブロー)を使えばそれっぽく把握できる!

 

 

 

 

手順1)

Googleスプレッドシートとアドオン(search analytics for sheets)のご紹介

 

こちらについては、すでに、下記のページが詳しいですので、ぜひ、こちらをご参照ください。

サーチコンソールの詳細データをGoogleスプレッドシートに自動反映させてTableauにインポートする方法

 

 

 

 

手順2)

ユニオン機能を試す

 

手順1を実施した結果、こちらのような状態になります。下記をご覧ください。

自動取得設定をした結果、現在、3ヶ月分のデータが取得されている状態です。

今回、こちらの3シートをTableau(タブロー)上で継ぎ足ししてみます。

 

 

 

Googleスプレッドシートの接続と、対象シートの選択。

1つ前の画像で紹介したシートを実際に指定します。

 

 

 

接続直後の状態です。

 

 

 

先発)2月、3月分のワークシートをユニオン結合する

後発)一通り、作業が終わったら4月分を継ぎ足す

 

ユニオンの新規作成をクリックし、上記のように、

Feb 2017シートとMar 2017シートを指定します。

 

 

 

不要な列項目があります。

CTRは後ほど計算フィールドで計算フィールドで再作成します。

ここは「非表示」にしておきます。

それ以外にも、「Sheet列」と「Table Name」は不要です。

同じく非表示にします。その結果が下記です。

 

 

 

こちらが不要な列を非表示にした結果です。

さて、ここから、4月分のデータを追記してみましょう!

*  通常は、この作業を毎月はじめに行うことになると思います。

 

 

 

まずは、ユニオン横の▼をクリック

ユニオンの編集を選択する

Apr 2017をドラッグ&ドロップで上記のように配置してOKを押します。

 

 

上記のように、4月分がマージされました。

引き続き、不要な列は非表示となっていることを確認ください。

ご覧のとおり、ユニオン結合はすごく簡単ですがとても便利な機能ですね。

 

 

 

 

手順3)

Tableau(タブロー)を使って、計算式の準備をする

 

以下のように、計算式フィールドを使って、計算式を準備します。

・クリック率

・日毎の掲載順位の中でもっとも順位の良い順位を取得

・加重平均掲載順位

・キーワードグループ化する正規表現式

 

◆クリック率

計算式名:クリック率

 sum([Clicks])/sum([Impressions])

 

計算式名:LOD : 平均掲載順位(日毎)

 {FIXED [Date],[Query],[Device]:MIN([Position])}

 

→ LOD式 FIXEDを使用する。

日単位で、同一クエリ&同一デバイスでのもっとも良い掲載順位を取得する

FIXED式は、既存のディメンションやメジャーの配置状況に影響を受けうにデータ取得できる。

 

計算式名:加重平均掲載順位

 SUM([LOD : 平均掲載順位(日毎)] * [Impressions])/SUM([Impressions])

 

* こちらについては、できる100の新法則 Tableau タブロー ビジュアルWeb分析 データを収益に変えるマーケターの武器 できる100の新法則シリーズの新法則90が詳しいですのでぜひ、必携してください。

 

計算式名:キーワードグループ

 if REGEXP_MATCH([Query],”tableau”) then “Tableau関連”
   ELSEIF REGEXP_MATCH([Query],”analytics|アナリティクス”) then “GA関連”
   ELSEIF REGEXP_MATCH([Query],”株式会社ウェブ改善”) then “ブランド”
   ELSEIF REGEXP_MATCH([Query],”計算式”) then “計算式関連”
   ELSEIF REGEXP_MATCH([Query],”読了率”) then “読了率関連”
   ELSEIF REGEXP_MATCH([Query],”mautic”) then “Mautic関連”
 ELSE “その他”
 END

 

 

設置後のイメージ

 

 

 

 

手順4)

 

Tableau(タブロー)の散布図を使った、ワークシートの作成

 

下記のような設定をした散布図を作成します。

 

特に、月/年(Date)のフィルタ、加重平均掲載順位のスライダーフィルタは必ず用意してください。

また、キーワードグループを必ず、「色」へ配置してください。

こちらの散布図で、加重平均掲載順位でのキーワードの全体感を俯瞰ください。また、加重平均掲載順位が良いがクリック率が低いキーワードの全体感を把握してください。なお、縦軸をimpressionsとして、サイズにクリック率を持っていくことでもインサイト発見は可能です。適宜、組み替えながらインサイト発見までの試行を繰り返してみましょう。

 

 

 

 

手順5)

 

同じく、Tableau(タブロー)の横棒グラフを使ったワークシートの作成

 

基本は、見せ方を変えただけです。

散布図よりもキーワード単位での数値はより詳細にわかります。散布図で全体感を把握しながら、キーワード個別の状況をこちらで把握できると良いです。その場合、ダッシュボード化するととても理解が深まります。

 

 

 

 

手順6)

 

 

ダッシュボード作成

 

掲載順位が1-5位くらいでCTRが低い箇所 → TD改善

掲載順位が10-20位くらい

ここでの判断は個別事案ですのでご自身で研究してみてください。

TD改善ページ制作・強化・修正のいずれかになるかとおもいます。

 

 

 

 

手順7)

 

 

インサイトの発見

ここでは、インサイトの見つけ方の一例を紹介してみたいと思います。

 

① キーワードグループをTableau関連に絞る

②  掲載順位を10位 – 20位に絞る

 

弊社ブログにて、かなりの数のTableau(タブロー)ネタのブログ記事を書いておりました。したがって、死角はそうはないかな?と思いつつ、いざ、蓋を開けてみると、そううまくことが運んでいないことがわかります。

例えば、Tableau * 散布図 というた検索クエリのimpressionsは多いものの、クリック率が0.0%でした。これをみて気づいたのですが、確かに、散布図といった切り口で触れた記事はありますが、直接的に「Tableau 散布図」と言及したタイトル記事を書いたことはありませんでした。そのあたりの背景が数値からみて取れました。コンテンツ内には多少のキーワードが散らばっているため、表示回数がまったくゼロではない状況です。ここは、Tableau * 散布図に関するキーワードで、直接的にページを制作をするか、受け皿ページとなる候補があればTDの変更が必要そうです。

 

 

 

 

手順8)

 実は、自然検索キーワード x 直帰率は、ある程度、Tableau(タブロー)で想定できます

 

今までの流れで、すでにPage * Device * Query データを取得できております。

 

この時点で、データブレンディングをイメージできれば、

ここにGoogleアナリティクスの直帰率をぶち当てられそうです。

 * データブレンディングについてはこちらを参照してください。

 

 

データブレンディングした結果はこちら

Googleスプレッドシート(デバイス/Pages/Query)と Googleアナリティクス(セッション/直帰率)をブレンディングしております。

 

1キーワード単位での直帰率を細かく取ることはできませんが、どのページにどんなキーワードがぶら下がっており、その状態ので直帰率ってどうなってるの??が把握できました。

 

 

 

 

まとめ)

今回は、まず、ユニオン機能をGoogleサーチコンソールとGoogleスプレッドシーチを使いながら確認してみました。あわせて、Googleサーチコンソール * Tableau(タブロー)からインサイトを発見する方法の一例を確認してみました。

 

これを機に、皆さんも、ぜひ、Googleサーチコンソール * Googleスプレッドシート * ユニオン を試してみてください!

 

 

参照書籍はこちらから!

 

 

 

 

 

 

 

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