tableau(タブロー)のパラメータコントロールを使って分析対象期間をスムーズに切り替える!
※注意)弊社代表の独断と偏見です
Tableau(タブロー)のパラメータコントロールを使って分析対象期間をスムーズに切り替てみた!
今回のテーマ
Tableau(タブロー)のパラメーター機能を取り上げます。
このパラメータ機能を利用して、分析対象期間をスムーズに切り替えられるようにします。
Tableau(タブロー)x Googleアナリティクスにおいても、分析対象期間の細かな調整はよく行います。
この切り替えがスムーズですと、さらに深いインサイトへ効率的に導いてくれます。
今回の仕様は下記の通りです。
指定された基準月をもとに、その前月から直近Nヶ月の期間を分析対象範囲とする。
基準月を除くように設定。
これを機に、ぜひ、活用してみてください!
* ちなみに、開始日、終了日をパラメータコントロールする方式もあります。
こちらの方法との違いは、本件は、基準月の前月からNヶ月遡及させている点です。
http://kb.tableau.com/articles/howto/creating-a-filter-for-start-and-end-dates-parameters?lang=ja-jp
また、今回の計算フィールドの元ネタはこちらです。
https://community.tableau.com/docs/DOC-5621
完成イメージ
手順
(1)Googleアナリティクスの日付範囲を「去年から昨日まで」を指定
(2)パラメータ作成① 分析基準日となる「計測基準月」パラメータを作成
(3)パラメータ作成② 分析対象期間を指定する「Nヶ月」パラメータを作成
(4)計算フィールドを作成 基準月を除く、直近Nヶ月までを分析対象とするフィルターを作成する
——–
(1)Googleアナリティクスの日付範囲を
「去年から昨日まで」を指定
*もちろん、固定範囲でも構いません。その場合は、できる限り、長い期間を指定すると効果的です。
(2)パラメータ作成① 分析基準日となる
「計測基準月」パラメータを作成
パラメータの作成する場所は下記です。
下記のように、パラメータを作成します
作成したパラメータをコントロール表示させます
パーツの完成イメージ
(3)パラメータ作成② 分析対象期間を指定する「Nヶ月」パラメータを作成
(2)と同様の手順で下記パラメータを作成する
スライダー仕様でコントロール表示させる
(4)計算フィールドを作成 基準月を除く、直近Nヶ月までを分析対象とするフィルターを作成
IF DATEDIFF(“month”,[計測基準月],DATETRUNC(“month”, [日付]))<=-1 AND
DATEDIFF(“month”,[計測基準月],DATETRUNC(“month”, [日付]))>-([Nヶ月]+1)
THEN DATETRUNC(“month”, [日付])
END
(2)で作った「計測基準月」パラメータの選択数値を参照しております。
また、「Nヶ月」も同様に参照しております。
この式は、指定された基準月をもとに、そこから直近Nヶ月の期間を分析対象範囲しております。
そして、この計算フィールドをフィルターへ配置(日付の範囲形式)すると、
スライダーコントローラーと連動しながら、データをフィルタします。
例)計算基準月:2017/04 Nヶ月:3で指定
この場合、2017/01, 2017/02, 2017/03の3ヶ月が分析対象範囲となります。
追記)2019/7/31 分析対象期間12ヶ月で設定した時の計算式検証結果
DATEDIFF関数は、第2引数 – 第1引数(= 終了日 – 開始日)を日数差として計算する
まとめ
今回は、tableau(タブロー)の便利機能のひとつ、パラメータコントロールを紹介してみました。
Googleアナリティクスにおいても、分析期間の変更はかなりフレキシブルに変更をかけながらインサイトを導きます。
その作業は、Googleアナリティクスの通常のレポート画面ではなかなか骨の折れる作業ですが、
このtableau(タブロー)のパラメータコントロールを使うと作業効率が格段に上がります。
ぜひ、上記設定を利活用してみてください!
こちらの書籍が参考になります!)
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