Tableau(タブロー)マークカードの「詳細」について
今回確認すること マークカードの「詳細」の利用シーン
マークカードに存在する「詳細」の利用シーンを2つご紹介したいと思います。Tableauデスクトップツールスキルの中でも初級者向けのトピックですが、あらためて、意識して使えるように整理しておきましょう。
- 粒度(詳細レベル)
- 下書きとしてマークカードの「詳細」を使う
粒度(詳細レベル)
マークカードの「詳細」にディメンションを配置することで、表示させる粒度(詳細レベル)を調整することが可能となります。
例1)散布図作成時の「詳細」
詳細に配置したのは都道府県です。現在の粒度(詳細レベル)は都道府県です。
では、現在の粒度(詳細レベル)を一つブレイクして市区町村にしてみるとどうでしょうか?
粒度(詳細レベル)を市区町村にブレイクしてみました。今度は、市区町村で表現されております。
例2)ツリーマップ作成時の「詳細」
詳細に配置したのは先ほどと同様、都道府県ですので、現在の粒度(詳細レベル)は都道府県です。
では、現在の粒度(詳細レベル)を一つブレイクして市区町村にしてみるとどうでしょうか?
粒度(詳細レベル)を市区町村にブレイクしてみました。今度は、各都道府県のブロック内で、さらに都道府県配下の市区町村が分解されて表現されております。
このままだとわかりづらいため、都道府県だけ「色」にも配置して色分けておきましょう。
例3)地図表示作成時の「詳細」
詳細に配置したのは都道府県です。
では、現在の粒度(詳細レベル)を一つブレイクして市区町村にしてみるとどうでしょうか?
粒度(詳細レベル)を市区町村にブレイクしてみました。
今度は、データとして存在する市区町村が表示されております。
下書きとしてマークカードの「詳細」を使う
例えば、マークの「ラベル」に売上(合計)がすでに配置されている場合、さらに「ラベル」へ売上(合計に対する割合)も並置したい場合に、一度、この「詳細」へ仮置きしておいて簡易表計算など編集してから「ラベル」へ配置するために活用する、という使い方を良くやります。
合計(売上)が「ラベル」にすでに配置されているため、メジャーから「売上」をそのままラベルへ配置しても上書きされてしまう。
そこで、一度、詳細へ配置して編集してから、あらためて「ラベル」へ配置すると良い。
詳細で簡易表計算を設定したら、そのまま「ラベル」へ配置すると良い。
まとめ
今回は基礎的なトピックでした。しかし、マークの「詳細」って何に使うんですか?という質問はとても多く、そこで、使い方の実用例を大きく2つご紹介いたしました。あらためて、「詳細」の機能面をご認識いただければ幸いです。