SEO – Tableau(タブロー) ダッシュボードアクション(ダッシュボード間の移動)を活用したSEOモニタリングと改善方法
SEO – Tableau(タブロー) ダッシュボードアクション(ダッシュボード間の移動)を活用したSEOモニタリングと改善方法
はじめに
今回は、SEO対策にあたり、Tableau(タブロー)のダッシュボードアクション(ダッシュボード間の移動)を上手に活用してモニタリングしながら改善アクションに繋げる方法をご紹介したいと思います。
まずは、下記動画を最初からじっくりと観察して、特にダッシュボード間の移動の挙動(0:37)を注意深くご確認ください。一度、最後までご覧ください。
このダッシュボードについての主な特徴
今回ご紹介しているダッシュボードについては以下の特徴があります。
- 2つのダッシュボード間を移動している( ①[サーチコンソール]ダッシュボード → ②キーワードモニタリング )
- 移動する際、選択した検索クエリの情報が次のダッシュボードに引き継がれている
- 「戻るボタン」で最初のダッシュボードに戻ることができる(戻ったとき、移動前の状態がキープされている)
このダッシュボードの構成要素について
① [サーチコンソール]ダッシュボード
② キーワードモニタリング ダッシュボード
③ ダッシュボードアクション設定 と戻るボタン
④ キーワードグループの設定
正規表現を使用して、一つずつ丁寧に検索クエリを分別しております。
⑤ 定数線の活用
クリック率(CTR)90%ライン、10%ラインそして、平均掲載順位10位に定数線を設定。四象限の役割を持たせております。
⑥ 加重平均掲載順位算出のための再計算
※ 加重平均掲載順位についてはこちらが詳しいです
『できる100の新法則 Tableau タブロー ビジュアルWeb分析 データを収益に変えるマーケターの武器』新法則33
このダッシュボードを活用してインサイトを導くには?
インサイトを導くための判断枠組みは下記の通りです。
特定の検索クエリに対して…
a) クリック率(CTR)をあげていくべきなのか?(上方へのスライド)
b) 平均掲載順位をあげていくべきなのか?(左方向へのスライド)
で最初に切り分けてください。
a)の対策方法は?
主に、タイトル(meta title)とディクスリプション(meta description) を調整します。どう調整するかは、特定の検索クエリの「期待値」を読み取り、その「期待値」に叶ったタイトル・ディスクリプションをライティングします。大事なのは、「期待値」です。ケースによってはリッチリザルトの検討も良いでしょう。この辺りの詳細な説明は、弊社主催の「SEO講座」(一般向け)をぜひ、ご受講ください。* 企業向けの研修も受け付けております。
b)の対策方法は?
・まず、加重平均掲載順位10-30位に埋もれている検索クエリを丁寧に観察してみてください。そこから、自社のコンバージョン(CV)に貢献しそうな検索クエリあるいは、自社のブランディングに効きそうな検索クエリがあるかどうかを丁寧にピックアップしてみてください。また、丸の大きさ(丸の大きさ = インプレッションの大きさ:表示回数の大きさ)が大きいものを確認してください。改善インパクトが見込めるため、優先的に対応するべき検索クエリ候補となります。
この順位範囲で滞留している場合、上記の一つ一つの検索クエリが持っている「期待値」に直接応えているど直球のページがそもそもない場合が多いです。たまたま、何かのページで少し言及していたことで中途半端に検索にヒットしている可能性があります。したがって、[サーチコンソール]ダッシュボードの、query*page のデータを確認して現状、どのページで受け取っているかを丁寧に確認してみると良いです。おそらく、ど直球のページではないのではないでしょうか?その場合は、ページを新設してあげてください。
ページを新設する必要がない場合、そのページに対して、タイトル・ディスクリプション・h1・リード・本文を思い切って、その「検索クエリ」に寄せていくのも一つの対応策です。その場合は、その検索クエリの「期待値」をあらためて紐解いて、コンテンツ品質もそのタイミングに合わせて調整できると良いです。
・つぎに、加重平均掲載順位5-10位でなかなか突き抜けない場合、そこが天井になっている可能性もあります。その場合は、該当する検索クエリで実際に丁寧に検索してみてください。オーソリティサイトが上位に連なっているのであれば現状維持で良いと思います。あとは、クリック率をあげられるか(上方にスライドさせられるかどうか)を検討すれば良いでしょう。
まとめ
今回は、Tableau(タブロー)のダッシュボードアクション(ダッシュボード間の移動)を上手に活用することでSEO対策の方向性をご紹介いたしました。こちらの内容でまずは、取り組みいただけると良いと思います。
ただ、弊社がより強く伝えたいことは、このような一部分を切り取ったようなSEO戦術は本来のSEO対策のごく一部分に過ぎない、ということです。SEO対策(戦術)は、SEO戦略に基づくものであり、SEO戦略はウェブ戦略に通ずるものでなければならず、それはウェブ事業を含めた事業全体戦略に通じるべきもの、と考えております。検索エンジンだけにとどまらない、より大きな視点でSEOを考えながら、SEO戦術に注力できるとバランスがとれたウェブ事業展開が可能になると考えております。そのあたりも、ぜひ、弊社コンサルテーションまたは、弊社主催の「SEO講座」(一般向け)でお話しさせていただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
最後に、本件で取り扱っている、サーチコンソールを使ったTableauダッシュボードのセットアップは弊社で作業支援させていただいております。当該ページをご覧いただいたお客様に対しては、そのセットアップを一律10万円(税抜)でご提供させていただきます。追加料金で、サーチコンソールダッシュボードの追加オーダーも承っております。ご興味があれば、ぜひ、弊社お問い合わせフォームよりご相談いただけると幸いです。
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