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Tableau 特殊チャート

Tableau ガントチャートの使いみち

Tableauのガントチャートの使いみち

 

本日は、Tableauデスクトップツールのサンプルデータソースを使って、ガントチャートの使いみちをご紹介します。

ガントチャートの使いみちは主に下記の3つがあるとかんがえます。それぞれの特徴を抑えながら、実際にビジュアライズしてみましょう。

 

  • ウォーターフォールチャート
  • ガントチャート(開始日と終了日)
  • ローソク足チャート

 

 

 

ウォーターフォールチャート(滝グラフ)

ウォーターフォールチャートとは、指標の正負値を累計することで総計に対する影響度合いをわかりやすくするのに役立つチャートです。

 

 

下記は、単純に利益を降順で並べたグラフです。

ウォーターフォールチャートと比較して、差引による総計がややわかりずらいですね。

 

 

[レシピ]

① マークから、ガントチャートを選択

② メジャーから先に配置しましょう。今回は、利益を行に配置してください。

③ 都道府県を列に並べます。

④ 降順アイコンをクリックして、降順ソートします

⑤ 行に配置した利益を、簡易表計算を使って「累計」に設定します

⑥ 下記の計算式を作成する

計算式名: -[利益]

式: -[利益]

⑦ ⑥の式を、サイズに配置する。マイナス方向に幅を取ることができる。

⑧ 利益をに配置する。色の編集から、パレット:赤-青の分化、ステップドカラーを2ステップにする。2ステップにする点がポイント。

⑨ 最後に、メニューバーの「分析」から合計>行の総計を表示 を選択。

 

[利用シーン]

ECサイトのカテゴリや商品名などをウォーターフォールチャートで可視化することで、前月より足を引っ張ったカテゴリや商品名がわかりやすくなります。同じように、ランディングページごとのCV数やページ単位でのページ価値も同様に処理することで足を引っ張った要素がわかりやすく判別できるようになります。

 

 

 

 

ガントチャート(開始日と終了日)

プロジェクト管理で馴染みのあるガントチャートです。

さまざまなプロジェクト管理ツールがあるため、無理やりTableauで管理する必要はありません。

今回は、他に実用的でクレームの要因にもなりやすいオーダーごとの受注から出荷までのリードタイムを可視化するガントチャートを作成してみます。また、リードタイムが5日を超える場合は、赤でハイライトしております。

 

[レシピ]

① マークから、ガントチャートを選択

② フィルタを設定(年、月)

年:2017

月:1月

③ 下記の計算式を作成する

計算式名: 出荷までの日数

式: DATEDIFF(“day”,[オーダー日],[出荷日])

連続の数値(整数)

④ ③の計算式を、サイズに配置する。合計(出荷までの日数)→ 合計から、メジャー>平均に変更する

⑤ オーダー日を列に配置する。連続の日に変更する。

⑥ サイズに配置されている平均(出荷までの日数)を、cntl(command)を押しながら、ラベルへ配置する。

⑦ 棒の色、ラベルの水平位置を調整。

⑧ 下記の計算式を作成する

計算式名: 5日を超える判定式

式: AVG([出荷までの日数]) >5.0

⑨ ⑧の式をに配置。

 

 

 

 

ローソク足チャート

ローソク足チャートとは、

この型は4本値(始値・高値・安値・終値)を使用しローソクの形に表したチャートです。 始値よりも終値の方が高いものを陽線といい白ヌキで、始値よりも終値の方が安いのを陰線といい黒ヌリで表します。 また安値と高値は上下に突き出したヒゲと呼ばれる線で表します。

https://www.sevendata.co.jp/shihyou/technical/rosoku01.html

 

始値から終値までの一日の値動きを、陰線(黒塗り)と陽線(白塗り)で表したローソク足を使って表示します。

今回のデータソースは、https://kabuoji3.com/stock/4385/2018/    をCSVダウンロードして使ってみたいと思います。

 

 

[レシピ]

① マークから、ガントチャートを選択、日付を列に配置する(連続の日に設定)

② 下記の計算式を作成する

計算式名: 終値 – 始値

式: [終値]-[始値]

連続の数値(整数)

 

計算式名: 高値 – 安値

式: [高値]-[安値]

連続の数値(整数)

 

計算式名: 陽線-陰線判定

式: [終値 – 始値] >0

ブーリアン型

③  行に始値を配置する

サイズに、終値 – 始値 の計算式を配置する

④  行に、さらに、安値を配置する

サイズに、高値 – 安値 の計算式を配置する

– 線のサイズを調整する(細くする)

⑤  二重軸を作成、軸を同期する

行の合計(安値)を右クリック → 二重軸を選択

安値の軸上で右クリックして、軸の同期を選択

⑥  マークのすべてをクリック

色に、  陽線-陰線判定 の計算式を配置する

真:陽線 色を明るい色へ変更

偽:陰線 色を黒へ変更

 

念のため、別サイトの株価チャートで結果を確認しておく。間違いがないことが確認できた。

 

 

 

 

まとめ

今回は、Tableauのガントチャートの使いみちをご紹介しております。

特に、ウォーターフォールチャートや、ガントチャート(開始日・終了日)は、ECサイトにおいても、インサイトを発見しやすいチャートになりますのでぜひ、積極的に活用してみてください。

 

 

ウォーターフォールチャートは、下記の書籍でも紹介されております。

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