tableau(タブロー)の”コンテキストに追加”はこう使うと良い!
※注意)弊社代表の独断と偏見です。
tableau(タブロー)の”コンテキストに追加”を活用してデータを効率よく抽出する
今回のテーマ
tableau(タブロー)のフィルターの一つ、コンテキストフィルターの役割を理解します。
このコンテキストフィルタは、ディメンションフィルターよりも先に適用される特性があります。
この特性を利用することで、ディメンションフィルタ適用前に適切にデータを絞ることが可能です。
その分、効率性が良くなります。
今回は、このコンテキストフィルターをどう利用できるかを検証してみます。
◆ディメンションフィルターよりも先に適用されるフィルタ:コンテキストフィルター
今回も、付属のサンプルデータソースを使用させていただきます。
まずは、下記のようなビジュアライズを作成しましょう。
上記は、地域 x 製品名の売上を表示した上で、製品名のフィルタ条件を売上5件に設定しました。
この状態から…
◆コンテキストフィルターを利用して、地域に絞り、製品名売上ベスト5を抽出してみましょう
【手順】
1. 地域をフィルタ表示、フィルタをリストに設定変更する
2. 当該地域フィルタをコンテキストに追加する
1. 地域をフィルタ表示、フィルタをリストに設定変更する
この段階で東北地方をリスト選択した場合、1件しかデータが取得できません。
※この1件しかデータが出てこない理由は、”こちら”を参照 ください。
2. 当該地域フィルタをコンテキストに追加する
コンテキストに追加したことにより、ディメンションフィルタ適用前に
抽出データを「東北地方」に絞ることができました。
その上で、ディメンションフィルター(製品名の売上上位5件)が適用されると、
東北地方での製品名売上上位5位の抽出が可能となりました。
◆フィルターには適用順番がある
①抽出フィルター
②データソースフィルタ
③コンテキストフィルタ
FIXED(LOD)
④ディメンションフィルタ
INCLUDE/EXCLUDE(LOD)
⑤メジャーフィルタ
⑥表計算フィルタ
◆ここからいえること
・④ディメンションフィルタを変更しても、FIXED(LOD)には影響を与えません。
・⑤メジャーフィルタを変更してもINCLUDE/EXCLUDE(LOD)には影響を与えません。
・③コンテキストフィルタを変更すると、FIXED(LOD)に影響を与えます。
※フィルタ適用順番については、Tableauデータ分析~入門から実践まで~(P481)の参考書が詳しいです。
◆まとめ
今回は、コンテキストフィルタの特性を確認しました。
そして、この特性を利用したデータ抽出方法を検証してみました。
また、この特性を理解する上で、フィルタの適用順番の理解が大事なことも確認できました。
ぜひ、コンテキストフィルタを有効活用ください。
tableauについてはこちらの参考書も便利です!
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