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Tableau(タブロー)で購入商品と その直後(転換時)の商品リストの組み合わせを可視化する

Tableau(タブロー)で購入商品と その直後(転換時)の商品リストの組み合わせを可視化する

 

 

 

今回のゴール

みなさん、こんにちは。

本日ご紹介する内容は、ECショップなどでF1→F2へ転換する際のF1とF2の商品の組み合わせ・関連性などをTableau(タブロー)で可視化するためのちょっとしたヒントとなる内容です。F2へ引き上げるための「引上げ」トリガーとなる商品リストは何?、といった方がわかりやすいかもしれません。

厳密に申し上げますと、今回ご紹介する内容は、F1→F2に限定しておりません。今回は、会員ごとに「初めて買った商品」を対象としてその”直後”の購買においてどの商品がよく買われているか? を可視化しようとしております。それでは、早速確認していきましょう。

※ F1→F2に限定したいケースは比較的簡単です。ここは、みなさまにてチャレンジしてみてください!

 

 

 

今回の手順

  1. データソースを準備する
  2. パラメータコントローラーと計算フィールドで以下、計算式7つ用意する
    • パラメータの作成
    • 「選択商品含む全オーダーID」ディメンションの作成
    • 「会員別 選択商品含む初回オーダーID」ディメンションの作成
    • 「会員別 選択商品含む初回オーダー商品リスト」ディメンションの作成
    • 「会員別 選択商品含む初回オーダーID以降のオーダーID」ディメンションの作成
    • 「会員別 選択商品含む初回オーダーID直後のオーダーID」ディメンションの作成
    • 「会員別 選択商品含む初回オーダーID直後の商品リスト」ディメンションの作成
    •   COUNTD(オーダーID) で注文数メジャーを作成する 
  3. 2で作成したディメンションを配置する(シート2つ作成)
  4. ダッシュボードを作成する
  5. パラメータアクション(ダッシュボード:パラメータの値の変更)を設定する
  6. 動作確認する

 

 

 


1. データソースを準備する

今回データソースはこちらからダウンロードお願いいたします。

今回使用するデータのデータ構造は下記のイメージです。

 

 

 

2. パラメータと計算フィールドの用意

パラメータの作成

パラメータの作成から、上記のように設定してください。

商品名は、「フィールドから追加」で商品名ディメンションのメンバーを一斉に設定してしまいましょう。

 

 

「選択商品含む全オーダーID」ディメンションの作成

下記の計算式は、パラメータコントローラー(初回購入商品)でラジオボタン選択した商品が含まれているオーダーID のすべてをリスト化するための計算式です。

 

計算式名: 選択商品含む全オーダーID

IF CONTAINS([商品名], [初回購入商品]) THEN [オーダーID] END

 

 

「会員別 選択商品含む初回オーダーID」ディメンションの作成

下記の計算式は、選択商品を含む全オーダーから、会員IDごとに一番小さいオーダーID(選択商品に絡む初回オーダーID)を割り出すための計算式です。

 

計算式名: 会員別 選択商品含む初回オーダーID

{FIXED 会員ID : MIN([選択商品含む全オーダーID])}

 

 

「会員別 選択商品含む初回オーダー商品リスト」ディメンションの作成

下記の計算式では、会員別に割り出した初回IDをあらためて会員毎に取得しながらそれと一致する商品名を取得しております。あらためて会員毎に集計する点に違和感がありますが必要な処理です。

計算式名: 会員別 選択商品含む初回オーダー商品リスト

IF
{FIXED [会員ID]: MIN([会員別 選択商品含む初回オーダーID])} =[オーダーID]
THEN [商品名]
END

 

 

「会員別 選択商品含む初回オーダーID以降のオーダーID」ディメンションの作成

下記の計算式では、選択商品を含む(初回)オーダーID以降のオーダーリストを取得しております。

計算式名: 会員別 選択商品含む初回オーダーID以降のオーダーID

IF [オーダーID]>[会員別 選択商品含む初回オーダーID] THEN
[オーダーID]
END

 

 

「会員別 選択商品含む初回オーダーID直後のオーダーID」ディメンションの作成

下記の計算式では、会員毎に取得した初回オーダーID以降でもっとも小さいオーダーIDを会員毎に取得しております。

計算式名: 会員別 選択商品含む初回オーダーID直後のオーダーID

{FIXED 会員ID :MIN([会員別 選択商品含む初回オーダーID以降のオーダーID])}

 

 

「会員別 選択商品含む初回オーダーID直後の商品リスト」ディメンションの作成

下記の計算式では、会員毎に上記で割り出したもっとも小さいオーダーIDをあらためて会員毎に集計しております。こちらも必要な処理です。

計算式名: 会員別 選択商品含む初回オーダーID直後の商品リスト

IF
{FIXED [会員ID]: MIN([会員別 選択商品含む初回オーダーID直後のオーダーID])} =[オーダーID]
THEN [商品名] END

 

会員別 選択商品含む初回オーダーID直後のオーダー数を作成

{FIXED 会員ID :COUNTD([会員別 選択商品含む初回オーダーID直後のオーダーID])}
※ 2023.07.12 追記

注文数を作成

COUNTD([オーダーID])

 

 

 

3. 2で作成したディメンションを配置する(シート2つ作成)

「初回商品購入リスト」 シート

 

「初回購入直後の購買商品リスト」 シート

 

 

 

4.ダッシュボードを作成する

 

 

5.パラメータアクション(ダッシュボード)を設定する

 

 

6.動作確認する

 

 

 

 

まとめ

今回は、購入商品と、そのあとの転換時の商品リストの組み合わせを可視化する方法を紹介致しました。

単品通販や化粧品通販など、F1→F2転換ないしはF2→F3転換時の商品の関係性を可視化したいケースは多いのではないでしょうか。

これを機に、ぜひ、チャレンジしてみてください。

今回の記事が気に入っていただけた場合は、ぜひ、積極的にシェアいただくか、今後、弊社をぜひご活用くださいませ!

 

 

 

 

 

 

 

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