Tableau 会計年度-アドバンス
(半期対応(上期下期)+別表目標予算取り込み+累計予算と売上累計実績を比較)
はじめに
まずは、下記のページを熟読していただけますと幸いです。本ページは、下記のページの続きとなります。
本ページのゴールはこちらです。
手順
① 会計年度(連続)を計算フィールドで作成後、連続に変換する
DATE(DATEPARSE ( “yyyy”,
STR(
IF MONTH([オーダー日])>=4 THEN YEAR([オーダー日])
ELSE YEAR([オーダー日])-1
END)
)
)
②オーダー日から、カスタム日付を作成、日付値(連続)で設定する
以下、四半期、月、日をすべて同様の手順で設定する
③下記の通り、カスタム日付を階層設定しておく
④会計年度の売上累計を作成する
⑤半期識別を可能とするための計算式を作成する
IF MONTH([オーダー日])>=4 AND MONTH([オーダー日])<10 THEN “上半期”
ELSE “下半期”
END
⑥半期で切り替え可能とする
⑦予算表を取り込む
下記よりダウンロードください。
ちなみに、下記の予算管理表とサンプル・データソースを結合するときは注意が必要です。サンプル・データソースは、オーダー日各月の1日が必ずしも存在するとは限りません(例:2017/4/1がない)。したがって、下記の予算管理表の2017/4は、裏側で実際には4/2を設定しております。
⑧予算表の予算額をリファレンスライン(線)を設定する
予算額は平均に設定します。そして、さらに累計に変更します(RUNNING_SUM(AVG([予算額])))。
⑨累計予算と累計売上の達成状況を判定する式を立てる
RUNNING_SUM(SUM([売上])) > RUNNING_SUM(AVG([予算額]))
⑩判定式を色に配置。未達の配色を赤にする。
まとめ
今回は、前回記事である『Tableau 会計年度と閏年(うるうどし)』をさらに発展させて、会計年度(連続)に対応させてみました。また、予算管理表を別表から取込み、予実管理を実施しております。さらに、それを累計で比較するようにしました。こちらは、かなり実践的な内容にまで落とし込んでいると思います。自社の会計年度対応にぜひ、試してみてください。