Tableau ページシェルフとモーションチャート
◆ ページシェルフの使い方
ページシェルフとは、ページシェルフに配置されたディメンションの単位でビューを分割する機能です。
例えば、ページシェルフに月/年(オーダー日)を配置すると、この粒度で遷移を追うことが可能となります。
使い方としては、前月と今月の遷移状況を確認するためのモーションチャートがイメージしやすいと思います。
公式ページ上での「ページシェルフ」の説明は下記の通りです。
◆ セットアップ
今回は、要素をカテゴリとした売上と利益の散布図を作成します。そして、ページシェルフに年/月ディメンションを配置します。そこで、年/月単位でカテゴリの遷移状況を追ってみようと思います。
下記のようにページシェルフに、月/年(オーダー日)を配置することで自動的にページコントロールカード(右下の赤枠)が表示されると思います。
このページコントロールカードの右矢印をクリックすると年/月が一つ移動します。
次は、履歴の表示を線で結べるように設定してみましょう。
以下のように設定してみてください。
ページコントロールカードの履歴の表示ドロップダウンリストを開き、赤枠のように設定します。
次の履歴を表示するマーク:すべて
長さ:軌跡(ページ)の数を設定します。2の場合、最後から合計3ヶ月分(3ページ分)を表示します。軌跡が近接しすぎると判断しづらいので適度な長さを指定すると良いです。
表示:両方を選択することで、●と線を両方表示できます
フェード:チェックを入れることで、当月以外のマーク(●)の色濃度が下がります。
また、カテゴリをフィルタで選択できるようにしておくと見通しがよくなります。今回は、ラジオボタン(単一値リスト)にしておきます。
※ 現在値から真上に遷移すると理想的です。ここでは、2015年1月、2月、3月と家電の売上が下がり、さらに2月から3月にかけては利益がほぼ下向きに動いているのでさらに悪化していることがわかります。
◆ モーションチャートで軌跡を連続で見てみる
履歴を表示の上にある「右向き再生ボタン」をクリックしてください(左向き再生ボタンは逆再生となります)。
※ モーションチャート連続再生はTableau Onlineでは利用できません。
◆ その他の活用方法
・キャンペーン単位で広告費用対効果を前月と比較して確認する必要があるケース(Cost vs CVなど)
◆ まとめ
今回は、ページシェルフとその履歴の表示方法に焦点をあててみました。
よく見かけるけどあまり活用されていない機能の一つだと思います。しかし、活用方法がわかればとても有効活用できることがわかると思います。前月比較が必要なケースでぜひ、積極的に活用してみてください。