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tableau(タブロー)で日付ベースで値を比較する方法をまとめてみた

tableau(タブロー)で日付ベースで値を比較する方法

 

 

 

問題の所在

大したトピックではありませんが、日付ベースで値を比較する方法について、

直感的に方法が思い付かないといった方がかなり多かったため、ここでまとめておきます。

 

例)

前日、前四半期、前年同月あるいは前年の売上比較

初年度を基準とした売上の増減率

など

 

関数でいえば、LOOKUP関数を使えば良いのですが、簡易表計算を使うとより簡単にクリアできるようになっております。

その時の計算式は下記のようなイメージです。

(ZN(SUM([売上])) – LOOKUP(ZN(SUM([売上])), -1)) / ABS(LOOKUP(ZN(SUM([売上])), -1))
(ZN(SUM([売上])) – LOOKUP(ZN(SUM([売上])), FIRST())) / ABS(LOOKUP(ZN(SUM([売上])), FIRST()))

 

LOOKUP関数の第二引数はオフセット(自身からの相対的位置)です。

0 : 自分自身

-1 : 一つ前のデータ(表計算方向の指定の仕方によって変わる)

 

 

※ LOOKUP関数については下記の記事も参照ください。

Tableau(タブロー)のWINDOW_SUMとLOOKUPの使い方を理解しながらZチャートを作成してみた

Tableau(タブロー)再現シリーズ(応用編)_19/20選(Zチャートの作成)

Tableau(タブロー)の、少し戸惑ってしまう関数を整理してみた

 

 

 

今回のゴールイメージ

・前年比成長率の出し方

・初年度を基準とした増減率の出し方

・同年の前四半期の増減率の出し方

 

 

 

それでは早速、以下、手順を参考に試してみましょう。

手順)前年比成長率の出し方

① まずは側をセットアップ

行の総計は、分析>合計>行の総計を表示、からセットアップしてください。

列の総計は、列の総計を表示、となります。

 

 

 

② メジャーにある「売上」をダブルクリック

 

 

③ メジャーにある「売上」を詳細に配置。こちらを前年比成長率として使う。

 

詳細に配置した合計(売上)を下記のように前年比成長率としてセットアップ

 

④ 詳細から、ビュー内へドラッグ&ドロップ。

また、メジャーバリューの順列を入れ替える

 

メジャーバリューの合計(売上)△をダブルクリックすると下記の計算式が作られていることを確認できる

(ZN(SUM([売上])) – LOOKUP(ZN(SUM([売上])), -1)) / ABS(LOOKUP(ZN(SUM([売上])), -1))

* ZNはNULLの時に0を返す関数

* ABSは絶対値を返す関数

 

 

ちなみに、ここで作った合計(売上)△をT(テキスト)へドラッグ&ドロップすると下記のようになります。

 

 

 

 

手順)最初の年を基準とした増減率の出し方

今度は、初年度を基準とした増減率を出してみます。

① 再度、メジャーの売上を詳細に配置。今度は、簡易表計算:差の割合として使います。

特定のディメンションと基準を下記のように指定。

指定後、ビュー内へドラッグ&ドロップで配置。

 

②確認

 

 

 

手順)同年における、前四半期の増減率の出し方

① 再度、メジャーの売上を詳細に配置。同様に、簡易表計算:差の割合として使います。

 

下記でもOKです

 

 

② ビュー内へドラッグ&ドロップ。

 

 

 

 

注意)年を降順に設定した場合は注意…

 

 

この場合、計算の基準を下記のように、それぞれ逆にする必要があります。

前年比成長率)前の値から、次の値に変更

 

基準日からの増減率) 基準を最初から最後に変更

 

 

 

 

まとめ

今回は、日付ベースに関する値の増減率の出し方についてまとめてみました。

基本的には簡易表計算を使いながら、裏側ではLOOKUP関数で計算が成立している点をおさえておいて下さい。

このLOOKUP関数は、ウェブ分析上でも、ファネル遷移率を出したりする上で多様します。

その性質をしっかりと理解しておくと良いです。

 

2019年10月08追記)

曜日別で昨年同週比較をしたい場合はこちらの記事を参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

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