[顧客成長]
- GoogleアナリティクスをTableauで使用する場合の前処理については下記URLを参照ください。
『googleアナリティクス x tableauことはじめ7か条』
顧客成長
ページURLを正規化、カテゴライズした上でセッションの数(=訪問回数)別に
どういったページカテゴリが見られているのかをページ別訪問数(Unique Pageviews)で確認したデータです。
ユーザーの行動履歴ではないため、カスタマージャーニーではありません。
ただ、顧客の訪問回数が高まるに連れて(=成長・成熟)、どのようなページカテゴリを気にしているのかを全体的に掴むことが可能です。
顧客の成長・成熟度に応じてコンテンツに対する興味が変わることはどのサイトでもよく発生します。
よくある例)
・来店予約申し込みやサービス申し込みの「検討」段階に入るとお客様の声や事例を気にしはじめる
例えば、3から4回目の訪問回数で「お客様の声」・「事例紹介」がボリュームアップすることがよくあります。
・申し込みの手前で、会社概要やキャンセル・返品ページがよく見られる
リードジェネレーション型のサイトモデルでは、「会社概要」が一つの分水嶺といえます
会社概要がおおよそ、何回目の訪問で関心ごとになるかを把握できると有効活用できます。
また、マーケティングオートメーションの観点からは、「会社概要」を踏んだ人をセグメントしておくと、
刈り取りのための有効な施策を展開することができるようになります。
手順
* データソース: サンプル・データソース
①ページの正規化
・ホスト除外
・クエリパラメータ除外
・URL末尾の統一
②ページのカテゴリ化
・REGEXP_MATCH を使った分類
③ディメンションのセッション数を列へ
④ページカテゴライズを行へ
⑤色に、ページ別訪問数を配置
このページ別訪問数を、簡易表計算>合計に対する割合に変更
表計算の方向性を表下へ
⑥「ラベル」には、ページ別訪問数を配置
⑦ セッションの数をスライダー仕様でフィルター化
用語の定義
・セッション数 ディメンションとしての「セッション数」は訪問回数であることに注意
・ページ別訪問数 Unique Pageviewsのこと
今回のポイント
◆ページのカテゴリ化
if REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”Tableau|tableau|zチャート|lod”) then “タブロー関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”サーチコンソール|GSC”) then “GSC関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”アナリティクス”) then “GA関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”mautic”) then “Mautic関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”会社概要|philosophy|プライバシー|company”) then “会社概要関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”タグマネージャ|googleタグ”) then “タグマネージャ”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”コンジョイント|因子”) then “統計関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”論理的|仮説検証|問題解決”) then “論理・ロジック関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”sns”) then “SNS関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”トレーニング|提供サービス|手間|正規表現|waca|講座|ひたすら|セミナー”) then “セミナー関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”ビッグデータ”) then “ビッグデータ関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”新サービス”) then “サービス関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”KGI|KPI|kgi|kpi|個客|戦略”) then “戦略関連”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”人の役に立つ|ちょっとだけ|プレゼン|離脱率|ページ構成|広告改善|10項目|サイト分析”) then “雑学記事”
ELSEIF REGEXP_MATCH([ページURL完全正規化],”問い合わせ|ダウンロード用”) then “問い合わせ関連”
ELSE “その他”
END
上の行から順に評価されます。
そのサイトにおける頻出ワードは後方で評価できるように記述しておくとうまく分類できるようになります。
◆列、行、マーク、フィルタースライダーの設定例
◆色に配置された合計(ページ別訪問数)△の設定例
当シリーズは、下記の講座で全面的に支援させていただきます。
ストアカ講座(Googleアナリティクス・サチコの限界をTableauで超えます 【上級者向け】【3.5h】)
企業研修向けに講座カスタマイズも可能です。ぜひ、ご検討ください!
Googleアナリティクスはこの一冊で十分です。ほかの基本書を何冊も購入する必要はありません。
Googleアナリティクスを活用したTableauビジュアライズのエッセンスが集約されております。