今回のテーマ Googleタグマネージャで読了率を計測してみた
参考書籍『できる逆引き Googleアナリティクス 実践技240』P335
◇Googleタグマネージャで読了率を計測する
直帰したページについては滞在時間は取得できません。
特設ランディングページについては、ジックリ読んだのか否か、直帰の質が問題になります。
この直帰の質によっては特設ランディングページの改善が必要です。
そこで、「読了率」を計測してこの判断を可能とします。
今回参考にする書籍では、1分後にスクロール位置が当該ページの95%以上であれば
読了とします。そして、読了である場合に集計するイベントトラッキングを構築、読了数をカウントします。
何をもって読了したとするかはそれぞれのページで個別に定義しながら、プログラミングする必要があります。
【手順】 変数、トリガ、イベントの命名は、各プロジェクトの命名規則にしたがってください
①【変数の作成】読了フラグ変数を使用可能とします。「変数」を使って宣言します。
②【トリガの作成】30秒後に読了フラグがtrueになる場合にタグを発火させる「トリガ」を作成する
③【タグその1】ページ全体の95%以上到達した場合に読了と判定するjavascriptを作成する
<script>
VAR_IsReadThrough = false;
$(window).bind(“scroll”,function(){
scrollHeight = $(document).height();
scrollPosition = $(window).height() + $(window).scrollTop();
if((scrollHeight – scrollPosition)/scrollHeight <= 0.05){
VAR_IsReadThrough = true;
}
});
</script>
④【タグその2】読了フラグ=trueをカウントするイベントタグを作成する
⑤動作確認
このように、タグマネージャによって、javascriptによるデータ計測の幅が広がります。
アイデア次第でさらに高度なデータ計測が可能です。
この読了率を始め、技術的には枯れ始めております。
より精緻なデータを取得するためにも、今後、積極的に活用したい技術です。
追記)20170501
Uncaught TypeError: $ is not a functionなどのエラーが出る場合は、
下記のサイトを参考にデバッグしてみてください。
http://structured-p.info/jquery/258
http://bugpixel.net/output/web/jquery-error/
http://www.finefinefine.jp/jquery/kiji2117/
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